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外国商標登録の費用は,15-20万円/1か国,1区分が相場

外国商標登録の費用は,15-20万円/1か国,1区分が相場

海外、特にアジア諸国への事業進出に向けて
進出する国で商標登録を望まれるケースが増えてきています。
実際のところどのくらいなのか、ということで
まず見積もり依頼を頂いています。

料金がいくらになるのかについては、
当所では料金表を載せていますが、
実際のところどうなのかと思うでしょう。
見積もりを取ってみる、という前に
大枠の金額を知りたい場合が多いと思います。

外国商標登録費用の内訳

商標登録の際の費用の内訳は以下の通りです。

  • 調査費用
  • 出願費用 (出願時はここまで)
  • 審査対応費用(審査官通知が発生した場合)
  • 設定登録費用

基本は出願費用+登録費用で見積もりとなります。
それぞれ、当所費用、現地代理人費用、特許庁費用を含んだ金額です。

「別途費用」として、審査対応費用がイレギュラーに発生する場合があります。
国により傾向があり、欧米はあまりありません。
中国で30%程度、タイはほぼ毎回発生します。
他の東南アジア、香港、台湾はあまりありません。

ありきたりな文字かどうかに左右されますので、
独自性の強い造語の場合、ほとんどの国で審査通知は来ません。

アジアの商標登録の料金について

料金は国ごとに多少異なりますので、下記個別ページを
それぞれご参照ください。
算出の内容については、外国商標登録の費用の目安と相場
をご参照ください。

[check]通常の商標登録(アジア諸国) 
マドリッドプロトコルを経由しない場合です。詳細は、

を参照ください。

2か国まででしたら、各国に個別に出願する方が費用は安くなります。
→ マドプロでは外国商標登録が割高になる場合

直接出願とは、マドプロに対して対比した表現で、マドプロの場合、
日本の特許庁及び国際事務局を経由して各国に商標登録します。
そのような中継地を経ない直接の出願登録という意味です。

欧州・米国の商標登録費用とその他の制度について

[check]アメリカの商標登録費用
・米国は1区分合計15万円程度です → 使用証拠不要のアメリカ商標登録

[check]ヨーロッパの商標登録費用
・欧州は1区分合計25万円程度です。
 1区分増えるごとに、10万円ずつの加算となります。

 欧州全域が対象となる、欧州連合商標(EUTM)制度による出願となります。
 欧州連合知的財産庁(EUIPO)また欧州各国の特許庁の審査をクリアすれば、
 EU加盟国全域で商標を登録でき、商標権の効力が発揮されるという制度です。
 英国は過渡期ですが、現時点では含む取扱いになっております。

[check]マドリッドプロトコル経由の場合 → 国数が多い場合
1国、1区分の場合、当所手数料は9万円となります。
国数、区分数が増えた時の内訳は下に記載しています。
その他、各国官庁手数料(13万円~)が発生します。

[check]国内の商標登録出願も、もちろんお取扱いしております。

費用をかける商標調査は実際のところ必要か

多くの場合、最初に商標調査から始まり、そこで費用がかかります。
商標の登録可能性について報告をし、無駄な商標出願を避けるためです。
その一方で、依頼人の商標の位置づけとしては、
もうこのブランドで進めていて変えられない
というケースの方が実際は多いように思います。

商標調査をしたとき、完全一致がある場合には
さすがに出願を止めますが、
実際は結合商標のうちの片方だけの商標が
見つかる場合というのが多いです。
これはつまり、aazz qweで登録したいときに、
先行商標として、qweが見つかった、という場合です。

依頼人の意向として、取れる可能性があるなら
既に使っている商標で登録したい、という結論に
ほとんどの場合になります。
というときに、「五分五分です」という回答を
することにどんな意味があるのか、という面があります。

弊所では無料の簡易商標調査を行っています

現在はほとんどの国に商標調査用のDBがありますので、
当所でまず完全一致の商標があるかどうかを
サーチします。ここは無料で提供しています。
とともに、近似する商標についてもお知らせいたしますが、
大体何とも言えない、という回答になります。
実際は出願して登録になる場合、ならない場合があります。

出願人の意向としては、通常は出願する、になるようです。

以上の通りですので、商標調査を現地代理人に
事前に依頼をする、ということは一応打診はしますが、
当所ではほとんど行っていません。
当所での無料の簡易サーチのみをサービスでつけています。

中間処理(審査対応)費用について

多くの場合は、出願をしたら商標はそのまま登録になります。
したがって審査対応費用は、見積もりとしては0円となります。

その一方で実際に拒絶理由通知が来たら、現地代理人の
応答費用はタイムチャージになりますので、
金額的にはあまり読めません。
一応10-20万円程度で読んでおいた方がよいと思いますが
発生するときは複数回となることもあります。
どこまで争うかはある程度考えておいた方がよいと思います。

審査対応については、通常は現地代理人主導で行います。
国内の代理人の能力よりも、優秀(かつ低コスト)
な現地代理人をどれほど抑えているかどうかで左右されます。

商標登録出願時費用の内訳

となると、出願時費用の内訳のみになりますが、
実際には出願段階で登録費用まで払ってしまう国と、
日本のように登録査定が来てから払う国があります。
費用の按分についてはお問い合わせ時点でお答えします。
出願費用は、登録費用も同じですが、以下の内容となります。

  • 当所代理費用
  • 現地代理人費用
  • 特許庁費用

大体ですが、1区分1か国あたりで上記全部合わせて、
10万円程度の請求としております。
区分数が増えると10万円×区分数、で見ておくとよいでしょう。

商標登録時費用の内訳

では登録時はどのくらいかというと、
大体ですが、1区分1か国あたりで上記全部合わせて、
5万円程度の請求としております。
区分数が増えると5万円×区分数、で見ておくとよいでしょう。

タイトルの、外国商標登録の費用は,15-20万円/1か国,1区分が相場
というのは、以上の内訳の結果として出てきます。

マドプロ経由か否かでの料金の違い

外国商標とは、と調べていくと、マドリッドプロトコル、
というのが出てきます。これは日本から世界各国での
商標登録ができる、というもので、
実質的に費用は国ごとに発生します。

各国の代理人経由で出願するか、マドプロ経由か、
である程度金額の高低が出ることもありますが、
基本的には国の数、区分の数が増えるごとに
料金は増大していきますので、
費用見積もりとしてはどちらの場合も同じである
と仮定してよいと思われます。

国数、区分数が少ない場合は、マドプロは割高、
多くなるとマドプロは割安とはなります。

マドプロの特徴は、

  • 現地代理人費用が掛からない
  • その代り国際事務局費用がかかる

というものです。

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