外国特許の出願から取得まで、米国は80万円、欧州は200万円が目安
外国特許の出願から取得まで、米国は80万円、欧州は200万円
海外・外国特許取得にかかる費用は、出願申請だけで終わりではありません。
出願後の審査対応手続や、設定登録まで様々な手続き、
そしてその結果としての費用が掛かります。
しかし、その内訳は分かりにくいです。
その上、外国出願ほど特許事務所間の費用のばらつきが大きい手続きもありません。
それで例えばうちは格安ですとか、30%OFFです、とか言われても
何を基準にそう言えるのかというのは分からないですよね。
国内代理人費用だけ出されても、それは費用のごく一部です。
特に、出願申請費用・料金だけだと安そうに見えたとしても、
気になるのはトータルでどのくらいの費用になるのか、
ということです。弊所では概算値として、
- 総費用は米国は80万円、欧州は200万円と見積もっています。
見積もり根拠は過去案件のお客様への請求総額です。
正確な内訳は細かい作業が必要ですのでご容赦ください。
米国については下記の通りとなります。
- 他の特許事務所のサイトでみると、欧米合計で420万円程度
という試算を出しているところもあります。
相場的には500万円程度になりそうです。
280万円程度で収まれば半分近くという計算になります。
外国特許出願のみの総費用(中小企業・個人事業主向け特別価格)
出願段階での総費用は?というと、
- 出願料金は、米国アメリカで50万円(翻訳費用込)
- 欧州ヨーロッパで80万円程度(翻訳費用除く)
実際は翻訳の分量、為替の変動の他、現地で発生する
イレギュラーな費用への対応により上下するケースもあります。
下記は過去の請求案件のうち典型的なケースです。
米国の場合の例では、
現地代理人 | 特許庁費用 | 当所費用 | 翻訳費用 |
約9万円 | 約4.5万円 | 12万円 | 24万円 |
となり、約50万円程度となります。
ここは他の事務所でも見積もりを出せる部分ですので、
100万円を大きく超えるようだと、ちょっと高いと思われます。
さらにオフィスアクション応答段階と、設定登録段階で
+約30万円、という内訳になります。
外国特許の出願から取得までの費用の内訳
出願からの総合計料金の内訳についてですが、
- まずオフィスアクションが通常は発生するので、その応答費用
→ 米国欧州特許のオフィスアクション応答費用は$1200程度
- そして登録費用です。
- IDSが発生した場合には提出費用も含まれます。
ヨーロッパの方が、各種手続き費用と年金費用が発生するので、
いろいろ複雑になってきます。細かく計算するのは
大変なので断念していますが、欧州の代理人によると、
現地費用合計で約150万円ということでした。
日本の代理人費用と合算すると約200万円と当所では試算しています。
→ 欧州特許出願の費用
なお、分量により翻訳費用が大きく変わります。
そしてオフィスアクションが少なく済めばよいですが、
応答が大変な出願だと目論見通り行きません。